遮熱シートとは
熱の移動は、①伝導熱、②対流熱、③輻射熱の3種類ありますが、工場などの建屋の暑さにおいて一番大きな原因となるのが、輻射熱です。夏場は、太陽からの熱が屋根や外壁から建屋内部に輻射熱として流入し、室内温度が上昇します。この輻射熱を遮断するのが「遮熱」です。夏場の暑さを軽減するには、冷房や換気だけでなく、遮熱対策が必須です。
弊社がご紹介する遮熱シートは、アルミ純度99%、暑さ0.2mmのシートで、輻射熱を97%反射します。この遮熱シートを、天井や外壁などに貼り付けることで、空調に係る負荷を低減することができます。さらに、工場内で稼働している熱を発する設備に貼り付けることで、暑さ軽減だけでなく、放熱によるエネルギーロスを抑える効果もあります。

このような方におすすめです
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- 夏場の工場内の温度が40℃近くなり、従業員の健康面が不安…
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- 暑さを軽減したいが、空調が設置できない環境のため、空調服などで対応している…
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- 電気代が高騰しているため、空調にかかる電気代を少しでも抑えたいい…
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- 熱源設備などが稼働し、局所的に暑い箇所がある…
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- 安くて簡単にできる省エネ対策を探している…
遮熱シートの特徴
①輻射熱を97%反射し、暑さを軽減
建物内の熱移動は、伝導熱、対流熱、輻射熱のうち、輻射熱が全体の75%を締めていると言われています。そのため、建物内の熱対策では、輻射熱をいかに対策するかが非常に重要です。この遮熱シートは、輻射熱の97%を反射でき、暑さを大幅に軽減することができます。
②短工期・低コストで施工可能
暑さ0.2mmのシートを貼りつけるだけのため、施工は非常に簡単です。天井などに貼り付ける場合は、弊社が施工まで対応いたします。また、電気炉や乾燥炉などの熱源設備に貼り付ける場合はさらに簡単で、お客様自身で簡単に貼り付けることができます。
③熱源設備に貼り付けて大きな省エネ効果を実現
電気炉や乾燥炉、蒸気配管などは、熱が外部に漏れています。これは電気やガスで温めたエネルギーがロスしていることと同義のため、遮熱対策を行うことで、熱源設備にかかるエネルギーを抑えることができます。最大で20%の省エネを実現した事例もあります。
工場別・貼付け対象設備の例
天井や壁でなく、設備に貼り付けるという例も非常に多いです。そこで、各工場別にどのような設備に貼り付けることで、暑さ&省エネ対策があるかをご紹介します。
業種 | 熱源の例 |
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食品工場 | 蒸気配管、ドレン回収タンク、オーブン、殺菌器、湯槽、乾燥機 |
リネン工場 | 洗濯機、熱風乾燥機、蒸気配管、熱交換機 |
金属製品・加工工場 | 鋳造炉、浸炭炉、焼成炉、乾燥炉、(×モーターの発熱) |
プラスチック成型工場 | ヒーター、金型 |
ゴム製品製造工場 | 加硫機、金型、ヒーター、蒸気配管、熱交換機 |
パルプ・製紙工場 | 蒸解釜、洗浄機、乾燥機、蒸気配管、熱交換機 |
化学薬品工場 | 蒸気配管、乾燥機、ドレン回収タンク |
飼料製造工場 | 練り込み、ペレッティング |
窯業 | 焼成炉、トンネル窯 |
電子部品製造工場 | 電気式乾燥炉 |